検査データ、日本と…

病院実習の一日目、指導者が受け持ち患者さんのプレゼンテーションをしてくれました。病名、経過など説明を聞いている最中に今朝の血液データが返ってきました。結果を見て彼女は“ポタシウムが低いわね、医師に報告しましょう”といいました。ポタシウム?と聞き慣れない言葉に困惑しました。検査データのスペルをみて手持ちの辞書で早速調べてみるとカリウムのことだったのです。Potassium (ポタシウム)です。もう一つ、potassiumの上にはsodium (ソディアム)と記載しておりこれも調べるとナトリウムのことでした。ちなみに無機リンはphosphorus (フォスフォラス)といいます。

このような感じです。

N(ナトリウム)→Sodium

K(カリウム)→Potassium

P(無機リン)→Phosphorus

カタカナだとついつい英語だと思ってしまいがちです。日本の医療用語はドイツ語由来が多いですが医療英語はラテン語から多く由来しています。

ちなみにカルテもドイツ語で(四角い紙)だそうです。日本にこの言葉が輸入された際に“診療書記”という意味に置き換えたそうです。英語ではchart(チャート)といいます。

黄金スマイル

アメリカ、テキサス州ヒューストンにMD Anderson Cancer Centerという世界最先端がん治療専門病院が存在します。16年前、WOC資格をこのセンターで取得しました。センターからシャトルバス出ており、私はそのバスに乗ってセンターに通っていました。普段は大きなシャトルバスなのですがたまたまその日は小さなバン乗用車でした。

“おはようございます!”と元気よくバンに乗り込むと

“おはよう!” と黒人の運転手さんが車内ミラーを見ながら挨拶を返してくれ、その時、口腔内で何かキラキラ光ったのが目に留まったのです。気になって、運転手さんに

“口の中に何か入っているんですか?”と聞くと、

“ああ、これかい” と言ってもう一度、満面な笑顔を見せてくれました。キラキラは上前歯二本が金色だったのです。しかもよく見ると、その金歯1本にアルファベットがイタリック体で一文字ずつ彫金されてありました。

MT、 ???”

“これは僕のイニシャル” と答えてくれました。

“えっ、純金ですか?”と聞くと、

“そう、18金。本当はダイヤモンド歯にしたかったんだけど歯医者ができない、と言ってね”  私は思わず、

“とっても見事な歯ですね、お似合いです!でも夜お休みになるときは口を閉じてくださいね。泥棒に盗まれてしまいますよ”といったら

“はっはっはっ!” まぶしい笑顔を見せてくれました。

明るくて自由な国、アメリカだと思いました。

ESL時代

カリフォルニアでは看護大学の入学前に同大学のESLで暫く英語の勉強をしました。こちらでは医療英語というよりもまずは日常英会話からの開始です。

ある日、Mr.ミーシャ(ロシア生まれのアメリカ国籍)先生が聞き取りレッスンのために子供の会話のテープを私たち生徒に聞かせました。そして聞き取りにくいことを説明していました。確かに子供のセンテンスは本当に聞き取りづらいのです。何度繰り返してもうまく聞き取れません。そしてミーシャは子供の話し方は普段聞き慣れている大人の話し方とは異なり、文章の区切り方や特に息継ぎの違うことを解説してくれました。Listen, her breath patterns、この言葉がいまでも忘れられません。

発見!意外な母校

母校ホーリーネームズカレッジは創立150年(明治維新の年ですね)の大学でビジネスと看護学に特化した大学です。無名な学校ではありますが素晴らしい教授たちが揃っており学問を修得するには最高だと思います。

最近ウイキペディアを読んで知ったことなのですが、ホーリーネームズカレッジはSoftBank会長、孫正義氏が英語を学ばれた学校でもありました。わたしが言うまでもありませんが、彼は優秀な生徒さんで一日の睡眠時間は3時間、特に英語は猛勉強されたそうです。すごいですね、高い志が伺えます。また、留学時代に同大学の生徒だった現在の奥様とも知り合っています。孫氏は2年間ホーリーネームズカレッジで勉学に励まれた後、お二人で全米一の公立名門校USバークレーに転学、孫氏は経済学、奥様は天体物理学を専攻されたそうです。